ニキビの治療で使うお薬、市販薬と処方薬の具体的な違いって何でしょうか?市販薬は手軽にドラッグストアで購入出来るけど、本当に自分のニキビに合ってるのか、効能が気になりますね。両者の違いを、おすすめの物も含めて、詳しく検証してみました!
どの薬を選んだらいいか分からない?
今やニキビ薬はさまざまな種類が販売されていて、その効能もかなり進歩しています。でも、ニキビの症状も人それぞれで、原因もさまざまですね。薬の選び方で、治り方も全然違ってきます。どのように選んだらいいのか、そもそも、市販薬でいいのか病院で処方してもらうべきか迷いますよね。まずはその辺の違いを明確にしましょう!
諦めないで!ニキビは薬で治療してしまいましょう
ニキビは思春期になるとよくできるもので大人になれば自然に治る場合も多いことから、「自然治癒させるもの」という考え方もありました。でも今は、ニキビ薬も進化しており薬で治せる時代です。
年々進化する、ニキビ治療薬
ニキビ薬は年々進化しています。一昔前ならなかなか治らなかったニキビも、早ければ即日で治ったりします。「青春のシンボル」とも言われるニキビですが、立派な病気です。しっかり薬で治しましょう。
アナタに合った薬を選びましょう
ニキビの状態も、初期の白ニキビから、炎症を起こして化膿したものまでさまざまです。効果のある薬はそれぞれ異なり、治療法も違います。自分の症状に合った薬を選ぶ必要があります。
ニキビ薬には市販薬と処方薬がある
ニキビ薬にはドラッグストア等で購入出来る市販薬と、皮膚科で処方してもらう処方薬があります。手軽に購入できるのは市販薬ですが、自分の症状に合った薬で早く治したいのなら処方薬がいいでしょう。
まずは市販薬を試してみましょう
ニキビを早く治すには皮膚科を受診することをおすすめしますが、病院に行くほどでもない、抵抗があるという方には、市販薬で試してみるのもいいですね。
医薬品を販売しているドラッグストアには薬剤師が常駐しているので、よく相談して自分に合うものを探しましょう。
皮膚科で処方薬をもらったほうがよい人
ニキビは悪化させると治すのが大変なだけでなく、跡が残りやすいです。シミなら消せる場合もありますが、クレーターのようなデコボコになるとなかなか治しづらく、お肌の美観が損なわれます。
できれば初期から行くのが望ましいですが、赤ニキビや炎症が起きている場合には特に、速やかに行った方がいいでしょう。
そもそも、市販薬と処方薬の違いって?
市販薬と処方薬は、どのような違いがあるのでしょうか?処方薬は保険が効くので比較的安く購入できますが、その中身にも大きな違いがあります。
分類
処方薬は医薬用医薬品と呼ばれ、市販薬は一般医薬品と医薬部外品に分かれます。一般医薬品を販売するには薬剤師を常駐させなければいけないなど、制約があります。
薬の濃度
市販薬は、一時的に炎症を抑えることを目的にするものが多いようです。症状を一時的に鎮めることはできますが、再発しないよう予防したり、ニキビのできないお肌にするには限界があります。
一方、処方薬は市販薬よりも濃くて効き目が強いのが一般的です。処方薬はその分、市販薬よりも副作用が出やすいのですが、医師の指示を守って適切に使用すれば、大きな副作用は避けられるはずです。
治るまでの期間
市販薬にも効果の高いものがあり、即効性も認められます。ただ、全体的には治癒に時間を要するものが多く、根治も難しいです。
処方薬の場合は、医師が症状を診察して、年齢や生活習慣なども考慮しながら適切な薬を処方してくれます。治った後も通院することで、繰り返すニキビに対応することができます。これにより、根治する可能性が高まります。
多くの人に効く薬か、特定の症状にピンポイントに効く薬か
多くの人が効いたという口コミを見れば、それを購入したくなりますね。そのような薬は、自分にも効果がある可能性は高いですが、合わない場合もあります。不特定多数に効果があるということは、強い薬であるともいえます。
一方、自分のニキビタイプをピンポイントに治す薬もあります。そのような薬であれば、時間はかかっても適切に治すことができるでしょう。
漢方薬は市販されている?それとも処方箋が必要?
ニキビに効果のある漢方はいくつもあります。ニキビ用として市販されている漢方薬もありますし、病院でも処方してくれます。漢方だから「作用が弱いのでは」と思うかもしれませんが、体質に合えば即効性がある場合もあり、なかなか効果は高いようです。
ただ、漢方の場合は化学薬品以上に向き不向きが大きく、飲んでみなければ効果がわからないとも言えます。薬局で購入する場合は薬剤師の人に自分の症状を伝え、合うものを選んでもらいましょう。
購入できる場所
市販薬は薬局、ドラッグストアなどで購入できます。処方薬は原則、皮膚科を受診したうえで医師の処方せんが必要ですが、一部は個人輸入で手に入れることもできるようです。ただ、それも手間がかかることであり、病院に行って診察を受けて保険で購入した方が、安全で安く手に入ると言えそうです。
おすすめランキング
市販薬と処方薬のおすすめをランキングにしてみました。
市販のニキビに効く薬
【1位:テラ・コートリル軟膏a】
市販薬の中では即効性があり、人気の薬です。抗生物質とステロイドが配合され、炎症をすぐに治したいときにおすすめです。副作用の心配があるので、長期使用は避けましょう。
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【2位:オロナイン軟膏】
昔からあっておなじみのオロナイン軟膏は、ニキビにもよく効くと評判です。白ニキビには向かず、赤ニキビや炎症が起きている箇所に使用しましょう。脂性の人にも不向きです。数日で効果が出てくるようです。
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【3位:ペアアクネクリームW】
比較的初期の白ニキビや赤ニキビに効果があります。炎症を抑え、殺菌力もあります。
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処方薬でニキビに効く薬
【1位:ベピオゲル】
抗菌作用と角質層剥離作用のある過酸化ベンゾイルが配合された新薬です。ニキビの特効薬とも言われ、多くの皮膚科で処方されています。
【2位:ディフェリンゲル】
「日本のニキビ治療を変える」と言われるほどの効能があるというディフェリンゲル。その作用は、毛穴のつまりを取り除き、ニキビになる前の微小面靤がニキビになるのを防いだり、出来たニキビを早く治すというものです。8割の人に赤みや皮膚刺激が出ると言われますが、これは副作用ではなく、角層を薄くしながら新しい皮膚を再生させるという作用ということです。
【3位:アクアチム】
細菌の増殖を阻害して殺菌する抗菌剤です。処方される薬の定番ともいえ、赤ニキビに効果的です。
症状により、使い分けしましょう
薬は、よく効くからとむやみに使うのではなく、症状に合わせた使い分けが必要です。必ずしも薬でなければ治らないわけではなく、初期であれば生活習慣の改善や食の見直しでも改善は可能です。
白ニキビ
古い角質が毛穴に詰まっている状態で、白く膨らんでいるニキビです。押したり触ったりすると毛穴が開いて黒ずみ、黒ニキビになったり、炎症を起こして赤ニキビになったりします。悪化するとニキビ跡ができたりするので、この段階で治療したいものです。ニキビ用の石鹸でよく洗顔をしたり、抗菌力のある薬を塗るのがいいでしょう。
赤ニキビ・黄ニキビ
白ニキビが炎症を起こして赤ニキビになったり、炎症が進んで化膿すると黄ニキビになったりします。この段階では皮膚科を受診することをおすすめします。市販薬を使う場合は、抗生物質やステロイドが配合されたもので、早めに炎症を鎮めましょう。
思春期ニキビ
思春期は体を作るための成長ホルモンが多く分泌され、皮脂腺を刺激します。皮脂が過剰に分泌することにより毛穴が詰まり、アクネ菌が繁殖しやすくなります。思春期ニキビは誰でもできやすく、大人になれば治ってきます。
悪化させないように洗顔はまめに行い、ニキビ専用の薬用ローションなどでケアするのがいいでしょう。薬を用いる場合は皮脂の分泌を抑えたり、アクネ菌を殺菌する作用があるものがいいですね。
大人ニキビ
大人ニキビの原因は、生活習慣の乱れや睡眠不足などが大きいです。まずこれらを改善し、ニキビの症状に応じて塗り薬を使用しましょう。また、ビタミン配合の飲み薬も有効です。
薬選びの注意点
薬の選び方を間違えると、ニキビを悪化させたり、ニキビ跡を残すことになりかねません。注意点を確認して、間違いのないように選びましょう。
市販薬では限界がある
市販薬はあくまでも応急措置と考えましょう。ニキビは繰り返しやすいのが特徴です。なかなか治らないニキビは皮膚科を受診することをおすすめします。
処方薬は他人のものを使用するのはNG
処方薬はあくまで、医師がその人の症状を診察して出されたものです。家族や友人が処方されたものを貰って使うことは絶対にしないでください。
処方薬の通販での購入について
ディフェリンゲルなど一部の処方薬は通販でも購入出来るようです。保険が適用されないので、お値段は高くなります。副作用が出たときの対応などを考えたら、皮膚科で処方してもらうのが一番です。
ニキビが悪化したりひどい副作用が出たら医師の診察を
ニキビが悪化したり、市販薬で副作用が出た場合はすぐに医師の診察を受けましょう。自己判断は、症状をこじらすだけです。診察を受ければ治癒も早く、跡も残りづらいでしょう。
処方薬使用中は通院したほうがよいでしょう
処方薬をもらったら安心してもう通院しない人もいます。でも、処方薬の使用中は副作用の問題などもあり、通院して使用経過を見てもらうのがいいでしょう。治りが遅い場合は違う薬が処方される場合もあります。完治するまでは通院するのがいいですね。
生活習慣や化粧品選びの見直しも
ニキビの根本原因を見直すことも必要です。思春期を過ぎたニキビは、生活が規則正しければあまりできないものです。食生活も重要です。油分の少ない食事で、皮脂の分泌を抑えましょう。
化粧品が原因で皮脂のバランスを崩し、ニキビができる場合もあります。今使っている化粧品が合っているか、もう一度見直してみましょう。
市販薬も便利だけど、しっかり治すなら処方薬を使いたい
手軽な市販薬、応急措置には便利ですが、根治したいなら医師の診察を受けるのがベストです。ニキビ跡が残ってしまったら、大変ですよね。正しい薬を選んで、一日でも早く完治することをお祈りしています。